新型コロナウイルスで吉本興業がヤバいというテーマで 西野亮廣さんが話してました。
新型コロナウイルスで「吉本興業」がヤバイ-西野亮廣
西野亮廣さんは時事ネタには興味がないのですが文化の潮目が変わった瞬間を切り取ってお伝えすることには意味があるかもということで今日はそんな話になります。
吉本興業が今後の芸能事務所として無双状態に入ったという事です。
確実に芸人がYouTubeでやる人が増えてそのチャンネルの収益の一部も吉本興業に入る仕組みのようです。
芸人が自分でチャンネルを立ち上げて自分で宣伝をして吉本興業には何も手伝ってもらっていないのにみんな納得しちゃっているんです。
これは持ち家の家賃を払ってるみたいな状態ですね。
そもそも吉本劇場作ってくれなかったら今がなかったわけだしと皆納得しちゃってる。
それが凄いと西野亮廣さんが驚いていました。
吉本芸人は6000人いると言われてるのですがこの調子で全員がYouTubeは始めたらその時発生する吉本興業の不労所得は凄いですよね。
これが吉本興業がヤバイ一つ目の理由です。
二つ目はクラウドファンディングです。
吉本興業はシルクハットというクラウドファンディングのプラットフォームをもっています。
これも前からあったのですが芸人とかもちょっと懐疑的だったのであまり利用をしていなかったのですが今回のコロナで結構本気でみんな芸人がクラウドファンディングを始めました。
始めざるを得なくなったというのが表現が正しいのかもしれません。
シルクハットは吉本興業意外の素人でもプロジェクトを立ち上げることができますが
今回は芸人だけに絞って話をします。
吉本芸人のプロジェクトだけで5月24日までの境段階の売り上げを計算してみましたがざっくり4,000万円ありました。
内容に関していえば例えばジャルジャルが新型コロナウイルスの影響により中止になったコント作品を映像作品としてリターンを出していてこれが1442人の方に支援されていて6818000円が集まっています。
リターンは配信三日間映像見れる権利ともう一つはDVDとエンドクレジットの名前表記です。
支援が集まっていたのは後者のDVDです。
DVDを買われていたのが1400人ほどいる。
ちなみにこれまでDVDは3000枚を売らないとペイできないという暗黙のルールがあった。
なのでそれぐらいかかそれ以上の売り上げが見込めるものしかこれまでDVD化されなかった。
でも今回のジャルジャルのクラファン支援者は1442人だから数が合わない。
これまでのルールだとDVDが出せない。
費用はコントの撮影費用やパッケージの費用とかです。
こういったのは劇場の売上から出ている。
1枚3000円として3000枚だと900万になる。
DVDを3000枚するのに掛かる費用は27万円のようです。
何に一番費用が掛かっているのかというと流通です。
でもお笑いライブのDVDを買いに出かけることってないですよね。
その人はジャルジャルのお笑いDVDを買おうと決め打ちなんです。
Amazonで検索するときにお笑い芸人ではなくてジャルジャルで検索している。
なのに今までは流通にお金を払っていた。
だから3000枚売れないと世に出せないからと諦めていた。
つまりDVDは流通に載せなくてクラウドファンディングのリターンにだせばいいんです。
クラウドファンディングのリターンで出せば余計な在庫が余るとかもない。
今回のジャルジャルのクラウドファンディングは今後の芸人の試金石になることは明らかで芸人が単独ライブをする時はクラウドファンに置かれるようになると思います。
そのクラウドファンディングのプラットフォームを作ってるのは吉本興業で吉本興業に手数料が10%ぐらい入る。
芸能事務所として吉本興業は劇場も使えなくて新型コロナウイルスで受けた打撃が大きいのですがここからの回収は凄いことになるのではないかと思います。
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